旅トラベルjp  ~略して“旅寅”~

寅さんの様にふらっと旅した、日本の観光地名所「いとをかし処」をマニアックに紹介します。あと、飲みネタなども。

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いとをかし処 アラカルト 第2弾 会津「左下観音堂」

@いとをかし処 アラカルト
   ~ちょっと面白そうなところ、チョット紹介していきます~

  第2弾      会津 「左下観音堂」(さくだりかんのんどう)

     sakudarikannon.jpg  

 会津若松から大内宿の間にある「左下観音堂」。

 「ひだりした」ではなく「さくだり」と読むそうです。

 先ずは、気合いの入った容姿はいかがでしょうか。

 造られたのは830年(平安時代前期ころ)、弘法大師が唐から

 戻ったのが806年なので、弘法大師が開山したということに

 矛盾しないようだが、一説には徳一大師との記載があるので、

 真意は定かではありません。 

 崖の斜面に建物を造る「懸造」(かけつくり)工法で、

 お堂を造る上では、おなじみの建築工法である。

 CIMG1025.jpg  CIMG1030.jpg

  メインの通り沿いになく観光地化されていないので、

 訪れる人は少ないようですが、眺望は良く、山の中にひっそり佇む感

 満点なので、寺社マニアにはお薦めです。

 お堂の裏には洞窟があり、「胎内くぐり」的なものも体験できます。

    CIMG1033.jpg  CIMG1049.jpg

 管理が厳重にはされていないので、いつか壊れたり焼けてしまったりする

 可能性があります。早めの接近遭遇をお薦めいたします。

 こういう危うさも、またいとをかしです。

CIMG1016_20080930002534.jpg 

CIMG1066.jpg 

 


     
fukushimasakudarikannon.jpg  

 

 

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「投入堂」 日本一危険な国宝

      

 法力で投入れたから「投入堂」 

nageiredou1.jpg 

見ただけでその神秘さが伝わる「投入堂」。

断崖に張り付くように佇むいでたちが、なかなか感慨深いものがあります。

一番の神秘は、11~12世紀頃平安時代後期に建立されたということが、

近年の年輪年代測定法で立証されたということです。

先ず思うことは、どうやってあんなところにお堂を造ったのだろう。

現代であれば今時の技術を結集すれば、容易に造れてしまうかもしれない。

その前にあんな所に造ろうという発想は出てこないであろう。

大昔からあそこにあったということは伝わってはいたが、

いつ誰が何の目的で建てたのかは、残念ながらその証拠となる文献は

残されていないようです。そのため、これは人間技ではない、神のなせる業だ、と

言われ、先ずはふもとでお堂は造られ、特別な力を持ったものが

法力で投入れた、という誇大妄想的な話になったということも

わからなくもない。だから名前は「投入堂」。

何とも趣のある名前である。現代において名付けるということになったならば、

何という名前がつけられるのであろうか。

ではでは、この投入堂が存在する「三徳山三佛寺」について

その歴史の深さや建築物にアプローチしてみましょう。


奇跡の建築物は
鳥取県東伯郡三朝町(とうはくぐんみささちょう)にあります
 

tottorimap.jpg

■所在地 : 鳥取県東伯郡三朝町三徳

■アクセス : JR山陰本線「倉吉」駅より「三徳山」行きバス利用 約40分

  車でのアクセス : 「倉吉」駅からは30分程度
 
             「鳥取」駅からは片側通行しかできない山道などを                                                                          通って1時間程度
 
             三徳山口周辺の駐車場(無料)を利用

 

投入堂鳥瞰図  
  ※画像をクリックすると拡大表示されます。

●三佛寺本堂までは石段を登れば、どなたでも行けますが、登山事務所からは
  山道になり木の根や岩やクサリをよじ登ったりしますので、体力および
  身軽な格好とすべりにくいシューズが必要です。

●登山事務所から先の参拝受付時間は8:00~15:00です。

●投入堂への登山は、往復1時間半から2時間程度必要です。

<入山志納金>       

 本堂まで投入堂参拝
大人400円600円
小人(小・中学生)200円300円

CIMG5867.jpg 

三朝温泉の方から向かうと、三徳山の大鳥居が出迎えてくれます。


■まずは、遥拝所から投入堂を下見

youhaisyo.jpg 
※ガイドモデル:子太郎くん

youhaisyokaranozomu.jpg 

三朝温泉方面から大鳥居を通り、三佛寺口の石段を少し通りすぎたところに、

投入堂が見れる遥拝所があります。

そこには無料の望遠鏡が設置されていますので、山道を登らなくても

奇跡の建築物「投入堂」を眺めることができます。

望遠鏡を設置するなんて気が利いてますね。

bouenkyo.jpg 

覗いてみると、「おっ!あった、あった」。

ちょっと木の葉が邪魔してるなぁー。

mierumieru.jpg 


■三徳山三佛寺へ

mitokusaniriguti.jpg 

遥拝所からの下見が終わったら、いよいよ投入堂を目指しましょう。

三朝温泉方面に5分ほど折り返し歩いていくと、三徳山三佛寺の門前(入口)が

あります。その手前にも参詣者受付に続く登り石段があるのですが、

ここは正面から趣のあるメイン石段を登っていきましょう。

uketuke.jpg  yakuyokefuda.jpg 

 

 程ほど登っていくと、参詣者受付に着きます。

 志納金400円を支払って、いざ核心部へ参道を進んでいきます。

 厄除祈願の入場券いただきました。

 京都の金閣寺・銀閣寺でもこんなのいただいた記憶があります。

 粋なはからいを感じます。

 


kaijouin1.jpg

受付を過ぎてすぐにあるのは、「皆成院」(かいじょういん)さんがあります。

境内には

「幸福・厄払いの観音菩薩」様
「寿命・眼・腰・病気の薬師如来」様
「智慧・受験合格の文殊菩薩」様

がいらっしゃるとのことで、そのほかに座禅や写経、修行を体験できるそうです。

このお寺は「宿坊」でもあり、宿坊とは読んで字のごとく、寺の宿舎のことで

本来は信者様や参拝者が泊まるところですが、一般の人もとまることができるそうです。

こちらの「皆成院」さんの丁寧できれいなホームページも併せてご覧ください。

http://www.kaijoin.com/

kaijouinnotumori.jpg 

この「つもりちがい十ヶ条」もなかなかエスプリが効いてますね。

syouzenin.jpg 

皆成院さんの向かいには「正善院」さんがあります。

江戸初期に築庭された庭園が有名だそうです。

こちらも宿坊となっていますが、あまり情報がありません。

rinkouin.jpg 

さらに参道を進むと、「輪光院」さんがあります。

ここは宿泊しない人にも精進料理を出してくれるところで、ホットペッパーにも

広告を出しています。なかなか積極的なお寺(宿坊)ですね。

それと門前に「百八煩悩転生大念珠」という数珠が滑車を介してぶら下がって

いますが、ゆっくりこの大きな数珠を引くと、数珠球が上からおちてカチカチ音を

立てて廻ります。

これを引いてお祈りすることにより、煩悩が消え、運が開ければよいのですが。

折角ですので皆さんもやって見てください。

houmotuden.jpg 

これは宝物殿。新しくできたらしく鉄筋コンクリート造り。

ここには国の重要文化財とされる「蔵王権現立像」(ざおうごんげん)が置いてあり、

誰でも見れるようになっています。

zaougongen.jpg 

 「蔵王権現」とは、706年にこの三徳山を修験道の

 行場として開山した役行者(えんのぎょうじゃ)が

 修行中に感じ悟った神の姿とされています。

 なかでも正本尊として奉られている金箔装飾の

 立像から、大正時代に胎内文書が発見され、

 1168年に康慶(こうけい)〔運慶・快慶の師匠〕に

 よって造られたと読み取れるものだそうです。

 

もともとは投入堂の本尊として安置されていたものだそうです。

この踏ん張りの姿に気合を感じます。

 

surihettakaidan.jpg 

三佛寺本堂に向かう最後の石段です。かなりでこぼこしています。

それだけ踏み込まれた跡なのでしょうか。もともと割り石風の石を使って

造ったのでしょうか。どちらにせよ歴史の古さを感じさせます。

honndou2.jpg 

ようやく本堂に着きました。この風貌もなかなか趣がありますね。

この姿も平成19年8月から本堂の全解体修理が行われているので、

修理が終わるとその趣も少し変わったものになっているでしょう。

この本堂は1839年に再建されたもので、基の三佛寺は開山後の

849年に慈覚大師円仁により天台宗「三徳山三佛寺」という寺号が与えられ、

「釈迦如来」様、「阿弥陀如来」様、「大日如来」様の三尊が安置された

ところから始まるそうなので、残念ながら創建当時の姿ではありません。

本堂の中にはおみこしが2基祀ってありました。

お寺なのに神輿?神様の乗り物?

もともと投入堂は神社だった説や山を神のいる修験道としていることなど、

神仏混淆(しんぶつこんこう)の要素がある天台宗だからでしょうか。

annaizu.jpg 

さあ、この案内図を過ぎたら、投入堂への険しい道のりの始まりです。

 


 

 ■“修行の場”三徳山巡礼 「投入堂」へ

tozandouuketuke.jpg 

syugyoukokoroe.jpg 

まずは、入山の心得を読んで、内容を承知した上で、受付をしなければなりません。

参拝料200円を払って、住所氏名と現在の時間を記入します。

wagesa.jpg そこで貸し出しを受けるのが、このタスキのような

 「輪袈裟」(わげさ)といわれるものです。

 これには「六根清浄」(ろっこんしょうじょう)と

 書かれていて、六根とは、眼・耳・鼻・舌・身・意(心)

 のことで、これらがにぶると煩悩が芽生えてしまう

 ので、厳しい修行をすることで六根を清め、自分を

 みがくという意味があるそうです。 

不浄な心の持ち主が通れないような結界石があって、登山事務所で輪袈裟を

借りることにより通ることができるということです。

修行(登山)中はこの輪袈裟を身につけておかなくてはなりません。

ある種、入山証明書の役割と入山管理に使われるのでしょう。

ありがたいものなので持って帰ってしまう人もいそうですが、住所氏名を

明かしているので可能性は少ないかな。

 tozandoumon.jpg

さあ、朱塗りの門をくぐってスタートです。

yadoirihasi.jpg 

清流にかかる宿入橋(やどいりばし)です。いかなる危険が待ち構えているのか

三途の川を渡るような気持ちです

saisyononobori.jpg 

いきなり山道です。木に頼らないと登れないところもあります。

juuitimenkannondou.jpg 

十一面観音堂(野際稲荷)です。特に何がというものではないようですが、

江戸時代中期に造られたものだそうです。

まずは最初の歓迎を受けたという感じでしょうか。

kazurasaka.jpg 

木の根が絡み合う「かずら坂」です。

“かずら”とはつる草のようなものを指しますので、根っこがつる草のように

絡み合っている様子から、この名がついたのでしょう。

かずらといえば日本三大奇橋の徳島の祖谷のかずら橋を思い浮かべます。

危険な感じはないのですが、急な角度で手も使わないとうまく登れませんので、

体が硬い人はなかなか厳しいところです。

周りは樹木に囲まれているので、景色は開けません。

monjudounobori.jpg 

足元は変わって岩場が増えてきました。

雨が降って岩場が濡れていると、滑りやすそうな角度です。

慎重に足を進めていきましょう。

先に文殊堂が見えてきました。長い急坂もそこまでです。

monnjudou2.jpg

おーっ、これが「文殊堂」(もんじゅどう)。清水の舞台みたいだ。すばらしい!

こんな岩崖にこんな立派なお堂を造るなんて。

kusarisaka.jpg 

と、感嘆しているのもつかの間、「クサリ坂」です。

確かに急な角度でクサリなしで登るのは難しい。

でもチャレンジできない人はご安心を。

横に回り道でいける別のルートがありますので、そちらを利用してください。

また舞台の足場下をくぐってお堂の裏手に出る、非公式のルートもあります。

よくここはクサリ待ちで渋滞するので、せっかちな人は別ルートでもいいのでは。

それでも投入堂修行の醍醐味を味わいたい方は、クサリ坂を挑戦してください。

kusarisaka2.jpg 

登ったところを振り返ると、「こんなとこ登ったんだ。」

下りはここを降りない方がいいと思います。本当に危ないです。

monjudouengawa.jpg 

ついてまたビックリ。お堂の周りは廻り縁があるが、柵(手すり)がない!

岩場も危ないが、これも危ない。すべって落ちないかなぁ。

ここから落ちた人がいるという話はないので、皆きちんと心して歩いているのでしょう。

眺めはいいし、風が気持ちいい。つかの間の開放感を味わえます。

ここにお堂を建てた価値は無限大ですね。

monjudoukaranonagame.jpg 

懸造(かけづくり)という崖からはり出して建てる建築技法で、大きな岩の上に

立っている「文殊堂」(もんじゅどう)ですが、堂内で発見された墨書きから

1567年(室町時代後期戦国時代)に建造され始めたとされていて、

国の重要文化財になっています。

普段お堂の中は非公開で見ることはできません。

そんな歴史の古い文殊堂を後にして、また険しい岩場に取り付きます。

monjudousyuppatu.jpg 

大きな岩に上を越していくので、足元をきちんとしないとバランスを崩して

大怪我を負ってしまいそうです。慎重に。

jozoudounobori.jpg

登っていけないことはないですが、ロープがあって助かります。

jizoudou.jpg 

すぐに「地蔵堂」(じぞうどう)に着きました。

造りと規模は文殊堂によく似ています。そのところからも同じ時期に建造されたと

考えられています。

お堂の周りに木が張り出しているので、文殊堂ほど眺めの抜けは良くありません。

地蔵堂も国の重要文化財に指定されています。

文殊堂とこの地蔵堂は2006年に平成の大修理を終えて、内部を初めて

一般公開したそうです。普段はこちらも非公開だそうです。

jizoudoukaranonagame.jpg 

縁の下は断崖絶壁かな?土足厳禁だよ。

syouroudouhenonobori.jpg 

さあ、投入堂はもうすぐです。頑張っていきましょう。

syouroudou.jpg 

少し登ると「鐘楼堂 (しょうろうどう)がありました。

鎌倉時代頃の部材が残されているので、その頃に造られたと考えられます。

いわゆる鐘つき堂で、鐘の重さは3トンほどあるそうです。

どうやってここに運んできて、取り付けたのでしょうか。

大勢で持ち上げてきたのでしょうね。

kane.jpg 

自由に突くことができるので、ひと突き。

ゴーーーン~~~  ああぁ今日も一日平和なひと時をありがとうございました、

などと感傷的な気分に浸りたくなります。

ここまで登ってくる途中に何回か鐘の音を聞きながら来ましたが、

日本に生まれて良かった、だとか

鐘の音は何か感じさせてくれるものがありますね。

夕方でひぐらしゼミの「カナカナカナ」の鳴き声も重なったら

最高のシチュエーションですね。

映画「男はつらいよ!」の寅さんがいた柴又帝釈天の鐘の音の場面を

思い出します。

それでは核心部の核心部に突入です。

umanose1.jpg  

「馬の背」と呼ばれるところです。

なるほど、そう言われればそう見えてきます。

滑りやすそうなので、気をつけましょう。

usinose.jpg

次は、「牛の背」です。ここも片側は谷になっていて、落ちたら大変です。

noukyoudou.jpg 

「納経堂」(のうきょうどう)が見えてきました。

この納経堂も投入堂と同時期の平安時代後期ごろ建てられたと、

年輪年代測定法で立証されたそうです。

元々は、三徳山全体の鎮守としての祠(ほこら)であったものを納経堂としたと

いわれています。

kannondou.jpg 

納経堂のすぐ先にあるのが「観音堂」(かんのんどう)です。

江戸時代前期ごろ建てられたものだそうです。

廻り縁は堂の3方にあり、堂の後ろ側には縁はありません。

この観音堂は前が急斜面になっていて、前を通っていけないので、

この観音堂の後ろ側に廻って通行します。

後ろは洞窟のようになっていて暗く、足元も見えないので注意が必要です。

この観音堂の本尊は、慈覚大師作と伝えらる観音様で、現在は宝物殿に

収蔵されています。

motoyuikakedou kaeri 

観音堂の後ろを通ってすぐ出くわすのが、「元結掛堂」(もとゆいかけどう)。

受付でもらった厄除のお札をここに納めている方が、たくさんいました。

これも江戸時代前期ごろ造られたとされています。

元結とはちょんまげを結んでいる「ひも」のことですが、このひもを掛けると

ご利益があるというものなのでしょうか。

nageiredoukanban.jpg 

とうとう接近遭遇です。あの「投入堂」(なげいれどう)がそのベールを脱いで

今ここに現れました。本当に断崖に張り付いているという感じです。

残念ながらすぐそばにあるのですが、お堂には入れません。

この崖道では近づくことさえも難しいでしょう。昔、足をすべらせて滑落した人が

多かったそうです。今は鍵つきの門が設置されています。

岩がせり出しているところの下にあるので、雨や雪をよけられる形になっていて、

ある程度の腐食の進みを遅らせたということになり、

今、現存するに至ったのでしょう。

fudoudoutonageiredou.jpg 

同じくらいの高さにミニ投入堂のような「不動堂」(ふどうどう)が右横にあります。

江戸時代後期のものだと言われています。

何を祀っていたかの資料は、この不動堂については見つけられませんでした。

nageiredoup.jpg 

「投入堂」は、元々修験道の本尊の「蔵王権現」を安置してあったお堂ですが、

正式には右側建物を「蔵王殿」(ざおうでん)、左側建物を「愛染堂」(あいぜんどう)と

分れているそうです。

話によると、706年の昔に、(奈良時代が始まった平城京遷都が710年

役行者(えんのぎょうじゃ)が3枚の蓮(はす)の花びらを散らし、

「神仏に縁のあるところに落ちよ」と祈ったところ、1枚は伊予の国(現愛媛県)

石鎚山(いしづちやま)、1枚は大和の国(現奈良県)吉野山(よしのやま)、そして

もう1枚がこの伯耆(ほうき)の国(現鳥取県)の三徳山に舞い落ちたので、

修験道の行場として開山されたという伝説が伝えられています。

ennogyouja.jpg  「役行者」は名前を「役の小角(おづぬ)」といい、

 修験道の開祖とされています。

 呪術者として名をはせ、空を飛んだとか、

 鬼神を弟子にしていたとか超人伝説を

 残した実在の人物だそうです。

 

この役行者が開山の際に三徳山の麓でこのお堂を造って、

法力で断崖絶壁の岩窟に投入れたという言い伝えから、「投入堂」と

呼ばれるようになったということです。

しかしながら、近年の年輪年代測定法によって「投入堂」は、

平安時代後期11~12世紀頃建立されたことが立証されたため、

この伝説の時期とはいささかズレが生じています。

現実的で夢がない話になってしまいますが、“投入れ伝説”はそれはそれで

なんともロマンのある話ですね。

あまり観光地化はしてほしくはないのですが、

投入堂を見れる場所が、蔵王殿の側面しか見れないところなので、

愛染堂の側面が見られる登山道はできないものでしょうか。

以前テレビでそちらの側面を写した画を見たことがあります。

あれはヤブコギ(道なき道を行く登山)して撮ったのでしょうか。

それではそんな歴史ロマンに想いを馳せつつ、下山することにしましょう。

kannnonndou kaeri 

観音堂に戻ってきました。

改めて、なぜこの位置に建てたのだろうか。

昔は眺めが良かったのかな。

usinose kaeri 

牛の背も気を抜かず戻って、

syouroudou kaeri 

鐘楼堂に戻ってもう一突き。

kaerimiti.jpg 

やっぱり登りより下りのほうが緊張します。

登山は下りのほうが事故が多いですから。

kaettekimasita.jpg 

登りのときに色々感激してしまったので、帰りはあっという間に宿入橋です。 

aatukareta.jpg 

 登山事務所に戻ってきました。

 入山したら飲食禁止なので、

 戻ってきてやっとお茶にありつけました。

 

登山事務所には自動販売機が設置されていますので、

冷たい飲み物を一服。「あっー疲れたぁー」

suikinnkutu.jpg 

三佛寺本堂に戻って、宝物殿に寄って、蔵王権現様にお祈りして

無事の下山を感謝しつつ、水琴窟できれいな音に

耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

お地蔵様に水をかけるとその水が流れて見えない音の鳴る装置が

カランコロンときれいな音色を奏でてくれます。

疲れも和らぐといったところでしょうか。

monzenten.jpg 

walkingsenter.jpg

 

 門前町に下りてきて、もう一箇所、

 登ったところが見られるという

 ウォーキングセンターに寄ってみましょう。

 

 

tenbousyo.jpg 

あっホントだ。文殊堂と地蔵堂が見える。

あそこを登ったんだなぁーと、険しい道のりを思い出しつつ、

緊張から開放されたらお腹がへりました。

門前店に戻って、何か食べましょう。

nihonitiabunaiposuta.jpg 

 この三徳山の名物といえば、

 「三徳とうふ」と「とち餅」でしょうか。

 「日本一危ない国宝鑑賞」ポスターを眺めながら

 折角の思い出にと、名物に舌鼓を打ちつつ、

 今回の修行は終わりとなりました。

 

 


行かずして投入堂への登山体験ができる風に描いてみましたが、

本当に本物を見たいと思っていただけたでしょうか。

お寺巡りが好きな方はもちろん、マニアック旅行が好きな方にお薦めです。

是非、この「いとをかし処」を体験してみてください。

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いとをかし処 アラカルト 第1弾 琴弾公園銭形砂絵

@いとをかし処 アラカルト
   ~ちょっと面白そうなところ、チョット紹介していきます~

  第1弾   琴弾公園(ことひきこうえん) 銭形砂絵 (香川県)

 zenigata.jpg

  寛永通宝を模った巨大な砂絵です。

 大きさは縦122m、横90mでいびつですが、離れた展望台から見ることを

 前提にしているので、わざと縦長にしてあるそうです。

 1633年(江戸時代前期)に造られ、

 以後定期的にメンテナンスしているとのことです。

zenigataiware.jpg 

zenigatatikaku 

近くにも行けますが、中には入れません。

本当に砂を盛っているだけなので、津波が来たらどうなるのでしょうか。

うーん、いとをかし。


     

         kagawa1zenigata.jpg 

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「投入堂」は赤かった

「投入堂」は赤かった

2007年1月2日にNHKで放送された

「祈りの山 三徳山 ~国宝・投入堂の謎~」という

番組において、投入堂は赤かった(朱塗りだった)と紹介されたので

ご存知の方も多いことと思います。

その番組で紹介されたCG(コンピューターグラフィック)の画像を

イメージできるように、自分で赤く塗ってみました。

      akainageiredou.jpg

       nageiredou1.jpg 

画像的にはかなり違和感があると思いますが、ご勘弁を。

それでもこんな断崖絶壁な場所に赤い建物があったなんて、

元々不思議は不思議です。

この投入堂が造られたと推測される11~12世紀ごろには

赤い朱塗りの寺院は建てられていました。

ちなみに平安時代末期の1168年にあの厳島神社の社殿は作られています。

itukusima1.jpg  itukusima2

厳島神社もそうですが、赤い建物は自然の中では異色なので、

とても見栄えがします。

朱塗りといっていますが、正確には「丹塗り」というそうです。

赤い色は「ベンガラ」を使っているそうです。

「ベンガラ」とは古来から作られている酸化第二鉄の赤色顔料の一つだそうです。

 

<赤色だった発見の経緯>

25年ほど前に、三佛寺の住職が発行した「三徳山」という冊子に、

明治期の美術指導者であった岡倉天心さんが、明治政府から

国宝指定のための調査依頼を受け、1903年に調査に訪れたとの記述が発見された。

以来、その調査記録である日記やスケッチなどを探し回り、2005年に東京芸術大学に

あることが発見されました。

そこには、投入堂の外観は、「丹塗リ(にぬり)ニシテ内部ノ壁板ハ胡粉塗()(こふんぬり)

との記述があり、壁は白く、柱や梁は赤く塗られていたということがわかりました。

胡粉とは貝殻を焼いて作った白色の顔料だそうです。

併せて大正4年に行われた改修修理の際に取り替えられた化粧垂木に

赤い塗料の痕跡が残っていることが見つかりました。

2006年に行われた投入堂の平成の大修理の際にも、現地調査が行われ、

わずかながら塗料の痕跡が発見されました。

これら記述と塗料の痕跡から、「投入堂は赤だった」ということは、

ほぼ間違いないだろうということになっています。

このことから、大正の改修の前までは朱塗りであり、改修によって

現在の色の無い素木の状態になったということでしょうか。

修験場に塗りはない、と言われてきたものが覆される事態となりました。

そのほかに化粧垂木を調査した結果、投入堂の化粧垂木小口には、

花菱紋の化粧金物が付けられていたとのことです。

厳島神社のそれと良く似ているそうです。

大正時代においても歴史の謎になりかけるところを

懸命に実態を調査していただいている方々の努力に感謝しつつ、

今後も調査が進み、興味深い新しい発見が出てくることを期待します。

  

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地球滅亡までに見ておきたい「日本名所勝手番付」

死ぬまでに、または、地球滅亡までに見ておきたい

「日本の名所」を独断と偏見をもって勝手に番付してみました。

まずはランキング★★★三ツ星のお薦め名所から。

◎ランキング★★二つ星・★一つ星も後日発表したいと思います。

 日本名所★★★三ツ星勝手番付マップ 

  ※画像クリックで拡大表示されます。

日本名所三ツ星勝手番付マップ 


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発見!巨大石きのこ「笠石」

自然にはこうならないだろう「笠石」 ~千葉県君津市の奇岩~

Webで興味深い形の奇岩「笠石」と呼ばれるものを発見したので、

実際に見に行ってみました。

その形はまさに“きのこ”です。

まあ名前の通り、石の笠が石の上にのっかているというものなのですが。

     P1020135_convert_20080819211700.jpg 

どうでしょう、自然に石が石の上にのったということであれば、笠の部分の石の下が

平になっているのが、不自然です。遠い昔の人が、

 ① この場所近くにあった石を加工してのっけた。

 ② この笠石自体、最初はもっと大きな岩だったものを、このような形に彫った。

ということが考えられるでしょう。

その可能性を確認すべく、実際に見に行きたくなりました。

 ①であれば笠と土台の石の石質が違っていて、笠と土台の接点は接着していない。

 ②であれば石質は同じで、接着している。

という仮定を抱きつつ行ってみる事にしました。

     chiba1.jpg 

     kasaisiannaizu.jpg 

場所は千葉県君津市旅名にある「清和県民の森」のフルーツ村先、

「遊歩道旅名コース」途中にあります。

ほかに、このコースの見所である「寂光不動尊」をあわせて行かれる方が多いようです。

この「寂光不動」は地図に載っていますが、「笠石」はマイナーなので載っていません。


いざ笠石へ

     P1020090_convert_20080819210128.jpg 

清和県民の森目指して、車を走らせます。(バスでは歩く距離が長くなるので車がお薦めです)

豊英湖が近づいてくると、寂光不動尊の入り口標石が見えてきます。

後ろに案内板があり、それによると笠石へはもう少し豊英湖寄りの入り口から

行ったほうが近いようです。

その入り口には笠石への標識はないようですが、遊歩道旅名コースが

観光農園フルーツ村を通っているので、そのフルーツ村看板標識を頼りに、

横道を入ると、ありましたありました、笠石への案内標識。

ここが駐車場なので、ここに車を停めました。

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笠石まで0.8キロの表示。不動産屋さん的には1分80メートルなので10分。

で行けるわけないか。登り道なので20分と見た。

フルーツ園を横目に見ながら歩いていくと、始まりました険しい道のり。

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  ※ガイドモデル:子太郎くん

この先赤土の開けたところがあり、タイヤの跡がついていた。

どうやらここまでジープみたいなオフロード車でこれるのでしょう。

さあ本格的に山道の始まりです。遊歩道というからもっと歩きやすいように

整備してあるイメージでしたが、けもの道に近いですね。

ホントにこの道で合ってるの?と思っていると、ありましたありました

笠石への標識。

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この先を行くと、猿よけ用の電気柵ゲートがありました。

案内版によると自由に出入りしていいと、書かれているので、開けて閉めてその先へ。

もう人が全然通っていないせいか、クモの巣だらけ。何度クモの餌になったことか。

クモもびびるだろうなあー、デカイ生き物が巣を壊していくんだから。

何か来てはいけないところへ来てしまったという不安を抱きつつ、先へ先へ。

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左右切り立った上に遊歩道?があるので、気が抜けません。

眺望も望めません。まだかなあーと思ったところへ白い標識。

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ダーンッ!名勝 「笠石」! どうだーーー。

こ、これが噂の笠石。まさに秘境に佇む“きのこ石”という感じ。

早速検証へ。

     P1020133_convert_20080819211535.jpg 

笠と土台の石質は同じようだ。

接点部分はどうやらくっ付いているようだ。

動かすと“祟り”があるという、言い伝えがあるようだが、恐る恐る動くか力を加えてみる。

ふんっ!ふんっ!うーん、動かん。くっ付いてるなあ。

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接点が本来の、石の分子レベルの結合であるか、何かで接着させているのかを判別するのは

困難であったが、のっかっているのではなく、くっ付いているのは確かなようだ。

神がかり的な信憑性を疑うところではあるが、まあ解明できては面白くないというところか。

謎は謎のままが「いとをかし」であろう。

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遠目から見たらバランスもとれていないので、重くて動かないのではなく、

本当にくっ付いているのであろう。

のっかっているだけなら、すでに誰かが動かして、谷に落としているだろうに・・・

ある程度の疑問は解消されたので、これにて退散することにした。

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千葉の秘境の、クモの巣地獄から開放されたガイドモデルの子太郎くん。

帰りは一仕事終えて、「恋しちゃってルンルン」状態でした。


各地に様々な奇勝奇岩といわれるものがありますが、この「笠石」は

かなりマイナーである。名勝なんだからもっと宣伝して、

清和県民の森観光の活性化に、一役かってもらうのも悪くないと思います。

でも有名になると、いたずらする輩も出てくるので、考えものかな?

奇なものマニアの中で盛り上がっている方が安心かも。

でもこの記事を見て興味がわいたら、一度行ってみて下さい。

一見の価値は十分ありますよ。

ちなみに遊歩道旅名コースのもう一ヶ所名所「寂光不動」は下の写真のところです。

よろしければ、こちらも併せて訪ねてみてください。

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おいおいっ!こりゃ死ぬぞー 奥穂高~西穂高 縦走

    j 

       奥穂高岳山頂からジャンダルム・西穂高岳・焼岳を望む

 

奥穂高~西穂高縦走  ― 決して一人では行かないで下さい ―

登山をする者にとって、アイゼンや命綱の特別な道具が無くても行ける

最高峰のルートは、ここ「奥穂高~西穂高縦走ルート」でしょう。

しかしながら登山のガイドマップを見ても“危険マーク”がついていたり、

破線でルート表現されて、一般登山者は行ってはいけないような扱いになっています。

そんなお薦めされていないコースですが、怖いもの見たさというか、

そこに山があるからというか、危険・前人未踏という言葉になぜか魅かれてしまうのは、

登山愛好者の性でしょうか。

それでは死ぬ思いをしたこの縦走を、振り返ってみましょう。

 


 

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穂高岳山荘からスタート

西穂山荘からスタートするか、穂高岳山荘からスタートするか考えるところですが、

標高が低い方向に向かう「奥穂高」から「西穂高」へ向かうルートとしました。

険しい山をやっている方はお解かりでしょうが、登りより下る方が神経も脚力も

多く使うのですが、長い縦走ルートと持久力を考えると、時間が短くすむだろうと

思われる下りルートを選択しました。

予想縦走時間は10時間。このルートを行こうとする人は、縦走の原則である

「早出、早着」を心得ているので朝4時には出発している人が多かったです。

我々は奥穂高岳山頂で陽が昇ってきれいな景色を見ながら朝食なんて考えたので、

5時30分出発としました。何時に西穂山荘に着くことやら。

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奥穂高岳山頂へ

いきなり強烈な登りです。はしごって意外と歩幅が狭いので疲れると思いませんか。

のっけから手荒い歓迎に、おっぱっピーな気持ちです。

※ちなみにガイドモデルは少し高所恐怖症の「山ちゃん」にお願いしました。(写真の人)

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登ればすばらしい眺望が待っていました。

日本の山のシンボル「槍ケ岳」が見えてきました。

奥穂高岳頂上もすぐそこに見えます。

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おー笠ヶ岳もきれいに見える。もう疲れたかな。山ちゃん。

奥穂の頂上はすぐそこです。もう一息、朝ごはん早く食べよう!

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穂高岳山頂です。

異様な山容のジャンダルムも朝日を浴びて美しい。

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やっぱり山は朝がいい。晴れている確率が高いしね。

午後はどうしても雲が出たり、ガスってたりする。夕立もあるし。

北は槍ケ岳、南は焼岳・乗鞍岳・御岳まで見える。最高の景色ですねぇー。

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ジャンダルムへ

いよいよ難所危険箇所連続の始まりです。

先ずは馬の背、岩が下から盛り上がっている。しかも左右は切れ落ちていて、

こんなところでこけたらイチコロで死ぬわぁー。

    umanosenose.jpg 

なんか来てはいけないところに早くも来てしまった気がする。岩の色はこれまでに無かった

緑がかった色してるし・・・。これってコケの色かなぁー。そうするとあまり人が触ったり踏んだり

してないって証拠では?そんな演出いらんちゅうの!

よく見ると「ウマノセ」なんて白いペンキで書いてあるし。そんなに有名なんだ。

    umanose.jpg 

さあー来ましたあの異様な山容のジャンダルムが目の前です。

遠くから見てる分には芸術的な姿だと思っていたけど、近づくとおっかないイデタチしてます。

ちょっと待て!よく見ると垂直壁に人が張り付いている!

あんなところ行くのかあぁぁぁー

    jandarumutyokutou.jpg 

山通の人に聞いてみると、あそこは直登ルートで岩登りの装備がないと難しいところ、

一般の人は裏側から簡単に登ることができるルートがあるとのこと。

その前に足の踏み場が、足の幅しかない箇所を壁に張り付いてやり過ごさねば。

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何とかジャンダルムの下まで来ました。良かったね、山ちゃん。

おっと、ありました、また白いペンキで「ジャン」って書いてあった。

鎖付きで・・・

    janurmiti.jpg 

えさえさ登ってジャンダルム頂上へ。

マニアックなルートと山だけあって誰もいない。その分、克服感と達成感もひとしお。

奥穂高の頂上は混みあっているなぁー。

jantyoujou.jpg  

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なんとなく後ろ髪引かれる想いで、ジャンダルムを後にする。

なかなかお目にかからない後姿も紹介しましょう。

こんな姿今まで写真でも見たことなかった。

janusirosugata.jpg 

天狗ノ頭へ

長い長い天狗の下りを下っていくと天狗のコルへ。

この長さは登るのはきついだろうな、と思いつつ。

避難小屋跡があるコルに着いたのは良いが、絶望的な天狗の頭への壁が立ちはだかっていた。

長い鎖が上から垂れ下がっていた。これまで経験したものは、補助的に使ってください鎖しか

経験がないので、すべての体重を鎖に預けるのはこれが初めてである。

三点支持どころではない。

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    tengunokoru.jpg 

    tenngunokasiratyokutou.jpg

ここに天狗沢を下るエスケープルートがあるのは、好都合と思う人も少なくないのでは

ないだろうか。事実おじさんが本気でエスケープすることを考えていた。

登るのも考え物だろうし、ジャンダルムへの長い長いのぼりを登るのも考えものだし・・・。

そんなこんなで気合だあーで登りきって天狗ノ頭へ。

tengu_aino_nisiho.jpg 

tengudakesantyou.jpg 

踏ん張りどころで雲が湧いてきました。

次は南アルプスの間ノ岳ではない「間ノ岳」へ。

なんか1枚が大きな岩が続くすべりやすそうな箇所が出てきた。

これは反対から来る登りで雨が降っていたらすべって登れないだろうなあ。

と、思いつつ下って間天のコルへ。

振り返ると写真でおなじみの「逆層スラブ」といわれる有名な箇所でありました。

奥穂~西穂間で有名といえばウマノセ・ジャンダルム・逆層スラブでしょうか。

この3か所が写真映えしますしね。

    gyakusousurabu.jpg 

    gyakusousurabu2.jpg

早く西穂高岳へ

間ノ岳目指して・・・またまた出ました長い鎖。

もうここまで来ると、何でもいらっしゃい状態です。

おらおらと登り、間ノ岳へ。

    aiotakenobori.jpg 

どこの頂が「間ノ岳」なのか「赤岩岳」なのか「名無し」なのかわからないまま

登った下った。(間ノ岳に誰か標識を)

もう良いだろう。西穂はそこだと踏ん張ったところが西穂高岳山頂。

これで危険箇所から開放されるぅー。

山頂は雲が湧いてきて眺望は開けなかった。

西穂からの絶景は他の方のブログ・ホームページでお楽しみください。

やっぱり午後は天気が悪くなりますね。

    nisihotakasantyou.jpg 

まだか西穂山荘

五里霧中状態のところを西穂を下る。

途中、小雨や雲が切れたりと景色は良くない。

でもピラミッドは見えていた。

    nisihopiramiddo.jpg 

もう足が痛くて、頭は山荘に着いてビールを飲んでいるイメージでいっぱいだ。

ヘトヘトになりながら西穂山荘へ。

時間は16時40分。約11時間かかった。

やっぱり途中、山小屋で休めないのはつらい。

気がつけば天気も回復して燃えるような夕焼け空がきれいだった・・・。

なんて思ってる場合ではなかった。早く「生ビール」という名のガソリンをくれ!

でもガソリン入れても、もう今日は走らないけどねっ。

    nisihoyuuyake.jpg

結論 

奥穂~西穂ルート縦走は、おいしいビールを飲むための手段だった。

なぜ人は山を目指すのか?

それは、そこに山があるからではなく、ゴールにビールがあるからだ。

これかなり正しいと思う。


穂高危険MAP1 

結論はかなり安っぽくなりましたが、このコースは本当に、一歩間違えば滑落・転倒しても

不思議ではない箇所の宝石箱です。(この言い回しも安っぽい。)

ガイドブックが言うように、初心者だけの入山はやめた方が良いでしょう。

危険箇所をいかに危険ではないようにやり過ごせるか、次から次へと現れる難所を克服してやる

という精神面も、経験がものを言うと思います。もちろん体力面に自信のない人は

やめた方が良いでしょう。単に命がけの修行・荒行になるだけです。

経験と体力がある方は、特別な装備がなくても大丈夫なので

是非このルートを挑戦してみてください。

極上のビールと貴重な体験が楽しめます。北アルプス登山ファンにも自慢できます。

一生の思い出にもなるでしょう。

それと山では下界では見られない不思議な現象「ブロッケン現象」なるものも体験できます。

霧のスクリーンに自分の影が、後ろから射す太陽光によって映し出される現象で、

影の周りを虹が囲んでいるのが何とも幻想的です。

(穂高岳山荘のテラスで見ることができました。)

hotakaburokken.jpg 

 

山ちゃん、モデルガイドお疲れ様でした。

 

時間がある方は、ロープウェイで新穂高温泉まで降りて温泉に入るのも「いとをかし」です。

日帰り温泉は『ひがくの湯』さんがきれいでお薦めです。

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