旅トラベルjp  ~略して“旅寅”~

寅さんの様にふらっと旅した、日本の観光地名所「いとをかし処」をマニアックに紹介します。あと、飲みネタなども。

「投入堂」 日本一危険な国宝

      

 法力で投入れたから「投入堂」 

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見ただけでその神秘さが伝わる「投入堂」。

断崖に張り付くように佇むいでたちが、なかなか感慨深いものがあります。

一番の神秘は、11~12世紀頃平安時代後期に建立されたということが、

近年の年輪年代測定法で立証されたということです。

先ず思うことは、どうやってあんなところにお堂を造ったのだろう。

現代であれば今時の技術を結集すれば、容易に造れてしまうかもしれない。

その前にあんな所に造ろうという発想は出てこないであろう。

大昔からあそこにあったということは伝わってはいたが、

いつ誰が何の目的で建てたのかは、残念ながらその証拠となる文献は

残されていないようです。そのため、これは人間技ではない、神のなせる業だ、と

言われ、先ずはふもとでお堂は造られ、特別な力を持ったものが

法力で投入れた、という誇大妄想的な話になったということも

わからなくもない。だから名前は「投入堂」。

何とも趣のある名前である。現代において名付けるということになったならば、

何という名前がつけられるのであろうか。

ではでは、この投入堂が存在する「三徳山三佛寺」について

その歴史の深さや建築物にアプローチしてみましょう。


奇跡の建築物は
鳥取県東伯郡三朝町(とうはくぐんみささちょう)にあります
 

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■所在地 : 鳥取県東伯郡三朝町三徳

■アクセス : JR山陰本線「倉吉」駅より「三徳山」行きバス利用 約40分

  車でのアクセス : 「倉吉」駅からは30分程度
 
             「鳥取」駅からは片側通行しかできない山道などを                                                                          通って1時間程度
 
             三徳山口周辺の駐車場(無料)を利用

 

投入堂鳥瞰図  
  ※画像をクリックすると拡大表示されます。

●三佛寺本堂までは石段を登れば、どなたでも行けますが、登山事務所からは
  山道になり木の根や岩やクサリをよじ登ったりしますので、体力および
  身軽な格好とすべりにくいシューズが必要です。

●登山事務所から先の参拝受付時間は8:00~15:00です。

●投入堂への登山は、往復1時間半から2時間程度必要です。

<入山志納金>       

 本堂まで投入堂参拝
大人400円600円
小人(小・中学生)200円300円

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三朝温泉の方から向かうと、三徳山の大鳥居が出迎えてくれます。


■まずは、遥拝所から投入堂を下見

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※ガイドモデル:子太郎くん

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三朝温泉方面から大鳥居を通り、三佛寺口の石段を少し通りすぎたところに、

投入堂が見れる遥拝所があります。

そこには無料の望遠鏡が設置されていますので、山道を登らなくても

奇跡の建築物「投入堂」を眺めることができます。

望遠鏡を設置するなんて気が利いてますね。

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覗いてみると、「おっ!あった、あった」。

ちょっと木の葉が邪魔してるなぁー。

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■三徳山三佛寺へ

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遥拝所からの下見が終わったら、いよいよ投入堂を目指しましょう。

三朝温泉方面に5分ほど折り返し歩いていくと、三徳山三佛寺の門前(入口)が

あります。その手前にも参詣者受付に続く登り石段があるのですが、

ここは正面から趣のあるメイン石段を登っていきましょう。

uketuke.jpg  yakuyokefuda.jpg 

 

 程ほど登っていくと、参詣者受付に着きます。

 志納金400円を支払って、いざ核心部へ参道を進んでいきます。

 厄除祈願の入場券いただきました。

 京都の金閣寺・銀閣寺でもこんなのいただいた記憶があります。

 粋なはからいを感じます。

 


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受付を過ぎてすぐにあるのは、「皆成院」(かいじょういん)さんがあります。

境内には

「幸福・厄払いの観音菩薩」様
「寿命・眼・腰・病気の薬師如来」様
「智慧・受験合格の文殊菩薩」様

がいらっしゃるとのことで、そのほかに座禅や写経、修行を体験できるそうです。

このお寺は「宿坊」でもあり、宿坊とは読んで字のごとく、寺の宿舎のことで

本来は信者様や参拝者が泊まるところですが、一般の人もとまることができるそうです。

こちらの「皆成院」さんの丁寧できれいなホームページも併せてご覧ください。

http://www.kaijoin.com/

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この「つもりちがい十ヶ条」もなかなかエスプリが効いてますね。

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皆成院さんの向かいには「正善院」さんがあります。

江戸初期に築庭された庭園が有名だそうです。

こちらも宿坊となっていますが、あまり情報がありません。

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さらに参道を進むと、「輪光院」さんがあります。

ここは宿泊しない人にも精進料理を出してくれるところで、ホットペッパーにも

広告を出しています。なかなか積極的なお寺(宿坊)ですね。

それと門前に「百八煩悩転生大念珠」という数珠が滑車を介してぶら下がって

いますが、ゆっくりこの大きな数珠を引くと、数珠球が上からおちてカチカチ音を

立てて廻ります。

これを引いてお祈りすることにより、煩悩が消え、運が開ければよいのですが。

折角ですので皆さんもやって見てください。

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これは宝物殿。新しくできたらしく鉄筋コンクリート造り。

ここには国の重要文化財とされる「蔵王権現立像」(ざおうごんげん)が置いてあり、

誰でも見れるようになっています。

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 「蔵王権現」とは、706年にこの三徳山を修験道の

 行場として開山した役行者(えんのぎょうじゃ)が

 修行中に感じ悟った神の姿とされています。

 なかでも正本尊として奉られている金箔装飾の

 立像から、大正時代に胎内文書が発見され、

 1168年に康慶(こうけい)〔運慶・快慶の師匠〕に

 よって造られたと読み取れるものだそうです。

 

もともとは投入堂の本尊として安置されていたものだそうです。

この踏ん張りの姿に気合を感じます。

 

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三佛寺本堂に向かう最後の石段です。かなりでこぼこしています。

それだけ踏み込まれた跡なのでしょうか。もともと割り石風の石を使って

造ったのでしょうか。どちらにせよ歴史の古さを感じさせます。

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ようやく本堂に着きました。この風貌もなかなか趣がありますね。

この姿も平成19年8月から本堂の全解体修理が行われているので、

修理が終わるとその趣も少し変わったものになっているでしょう。

この本堂は1839年に再建されたもので、基の三佛寺は開山後の

849年に慈覚大師円仁により天台宗「三徳山三佛寺」という寺号が与えられ、

「釈迦如来」様、「阿弥陀如来」様、「大日如来」様の三尊が安置された

ところから始まるそうなので、残念ながら創建当時の姿ではありません。

本堂の中にはおみこしが2基祀ってありました。

お寺なのに神輿?神様の乗り物?

もともと投入堂は神社だった説や山を神のいる修験道としていることなど、

神仏混淆(しんぶつこんこう)の要素がある天台宗だからでしょうか。

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さあ、この案内図を過ぎたら、投入堂への険しい道のりの始まりです。

 


 

 ■“修行の場”三徳山巡礼 「投入堂」へ

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まずは、入山の心得を読んで、内容を承知した上で、受付をしなければなりません。

参拝料200円を払って、住所氏名と現在の時間を記入します。

wagesa.jpg そこで貸し出しを受けるのが、このタスキのような

 「輪袈裟」(わげさ)といわれるものです。

 これには「六根清浄」(ろっこんしょうじょう)と

 書かれていて、六根とは、眼・耳・鼻・舌・身・意(心)

 のことで、これらがにぶると煩悩が芽生えてしまう

 ので、厳しい修行をすることで六根を清め、自分を

 みがくという意味があるそうです。 

不浄な心の持ち主が通れないような結界石があって、登山事務所で輪袈裟を

借りることにより通ることができるということです。

修行(登山)中はこの輪袈裟を身につけておかなくてはなりません。

ある種、入山証明書の役割と入山管理に使われるのでしょう。

ありがたいものなので持って帰ってしまう人もいそうですが、住所氏名を

明かしているので可能性は少ないかな。

 tozandoumon.jpg

さあ、朱塗りの門をくぐってスタートです。

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清流にかかる宿入橋(やどいりばし)です。いかなる危険が待ち構えているのか

三途の川を渡るような気持ちです

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いきなり山道です。木に頼らないと登れないところもあります。

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十一面観音堂(野際稲荷)です。特に何がというものではないようですが、

江戸時代中期に造られたものだそうです。

まずは最初の歓迎を受けたという感じでしょうか。

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木の根が絡み合う「かずら坂」です。

“かずら”とはつる草のようなものを指しますので、根っこがつる草のように

絡み合っている様子から、この名がついたのでしょう。

かずらといえば日本三大奇橋の徳島の祖谷のかずら橋を思い浮かべます。

危険な感じはないのですが、急な角度で手も使わないとうまく登れませんので、

体が硬い人はなかなか厳しいところです。

周りは樹木に囲まれているので、景色は開けません。

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足元は変わって岩場が増えてきました。

雨が降って岩場が濡れていると、滑りやすそうな角度です。

慎重に足を進めていきましょう。

先に文殊堂が見えてきました。長い急坂もそこまでです。

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おーっ、これが「文殊堂」(もんじゅどう)。清水の舞台みたいだ。すばらしい!

こんな岩崖にこんな立派なお堂を造るなんて。

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と、感嘆しているのもつかの間、「クサリ坂」です。

確かに急な角度でクサリなしで登るのは難しい。

でもチャレンジできない人はご安心を。

横に回り道でいける別のルートがありますので、そちらを利用してください。

また舞台の足場下をくぐってお堂の裏手に出る、非公式のルートもあります。

よくここはクサリ待ちで渋滞するので、せっかちな人は別ルートでもいいのでは。

それでも投入堂修行の醍醐味を味わいたい方は、クサリ坂を挑戦してください。

kusarisaka2.jpg 

登ったところを振り返ると、「こんなとこ登ったんだ。」

下りはここを降りない方がいいと思います。本当に危ないです。

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ついてまたビックリ。お堂の周りは廻り縁があるが、柵(手すり)がない!

岩場も危ないが、これも危ない。すべって落ちないかなぁ。

ここから落ちた人がいるという話はないので、皆きちんと心して歩いているのでしょう。

眺めはいいし、風が気持ちいい。つかの間の開放感を味わえます。

ここにお堂を建てた価値は無限大ですね。

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懸造(かけづくり)という崖からはり出して建てる建築技法で、大きな岩の上に

立っている「文殊堂」(もんじゅどう)ですが、堂内で発見された墨書きから

1567年(室町時代後期戦国時代)に建造され始めたとされていて、

国の重要文化財になっています。

普段お堂の中は非公開で見ることはできません。

そんな歴史の古い文殊堂を後にして、また険しい岩場に取り付きます。

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大きな岩に上を越していくので、足元をきちんとしないとバランスを崩して

大怪我を負ってしまいそうです。慎重に。

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登っていけないことはないですが、ロープがあって助かります。

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すぐに「地蔵堂」(じぞうどう)に着きました。

造りと規模は文殊堂によく似ています。そのところからも同じ時期に建造されたと

考えられています。

お堂の周りに木が張り出しているので、文殊堂ほど眺めの抜けは良くありません。

地蔵堂も国の重要文化財に指定されています。

文殊堂とこの地蔵堂は2006年に平成の大修理を終えて、内部を初めて

一般公開したそうです。普段はこちらも非公開だそうです。

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縁の下は断崖絶壁かな?土足厳禁だよ。

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さあ、投入堂はもうすぐです。頑張っていきましょう。

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少し登ると「鐘楼堂 (しょうろうどう)がありました。

鎌倉時代頃の部材が残されているので、その頃に造られたと考えられます。

いわゆる鐘つき堂で、鐘の重さは3トンほどあるそうです。

どうやってここに運んできて、取り付けたのでしょうか。

大勢で持ち上げてきたのでしょうね。

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自由に突くことができるので、ひと突き。

ゴーーーン~~~  ああぁ今日も一日平和なひと時をありがとうございました、

などと感傷的な気分に浸りたくなります。

ここまで登ってくる途中に何回か鐘の音を聞きながら来ましたが、

日本に生まれて良かった、だとか

鐘の音は何か感じさせてくれるものがありますね。

夕方でひぐらしゼミの「カナカナカナ」の鳴き声も重なったら

最高のシチュエーションですね。

映画「男はつらいよ!」の寅さんがいた柴又帝釈天の鐘の音の場面を

思い出します。

それでは核心部の核心部に突入です。

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「馬の背」と呼ばれるところです。

なるほど、そう言われればそう見えてきます。

滑りやすそうなので、気をつけましょう。

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次は、「牛の背」です。ここも片側は谷になっていて、落ちたら大変です。

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「納経堂」(のうきょうどう)が見えてきました。

この納経堂も投入堂と同時期の平安時代後期ごろ建てられたと、

年輪年代測定法で立証されたそうです。

元々は、三徳山全体の鎮守としての祠(ほこら)であったものを納経堂としたと

いわれています。

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納経堂のすぐ先にあるのが「観音堂」(かんのんどう)です。

江戸時代前期ごろ建てられたものだそうです。

廻り縁は堂の3方にあり、堂の後ろ側には縁はありません。

この観音堂は前が急斜面になっていて、前を通っていけないので、

この観音堂の後ろ側に廻って通行します。

後ろは洞窟のようになっていて暗く、足元も見えないので注意が必要です。

この観音堂の本尊は、慈覚大師作と伝えらる観音様で、現在は宝物殿に

収蔵されています。

motoyuikakedou kaeri 

観音堂の後ろを通ってすぐ出くわすのが、「元結掛堂」(もとゆいかけどう)。

受付でもらった厄除のお札をここに納めている方が、たくさんいました。

これも江戸時代前期ごろ造られたとされています。

元結とはちょんまげを結んでいる「ひも」のことですが、このひもを掛けると

ご利益があるというものなのでしょうか。

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とうとう接近遭遇です。あの「投入堂」(なげいれどう)がそのベールを脱いで

今ここに現れました。本当に断崖に張り付いているという感じです。

残念ながらすぐそばにあるのですが、お堂には入れません。

この崖道では近づくことさえも難しいでしょう。昔、足をすべらせて滑落した人が

多かったそうです。今は鍵つきの門が設置されています。

岩がせり出しているところの下にあるので、雨や雪をよけられる形になっていて、

ある程度の腐食の進みを遅らせたということになり、

今、現存するに至ったのでしょう。

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同じくらいの高さにミニ投入堂のような「不動堂」(ふどうどう)が右横にあります。

江戸時代後期のものだと言われています。

何を祀っていたかの資料は、この不動堂については見つけられませんでした。

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「投入堂」は、元々修験道の本尊の「蔵王権現」を安置してあったお堂ですが、

正式には右側建物を「蔵王殿」(ざおうでん)、左側建物を「愛染堂」(あいぜんどう)と

分れているそうです。

話によると、706年の昔に、(奈良時代が始まった平城京遷都が710年

役行者(えんのぎょうじゃ)が3枚の蓮(はす)の花びらを散らし、

「神仏に縁のあるところに落ちよ」と祈ったところ、1枚は伊予の国(現愛媛県)

石鎚山(いしづちやま)、1枚は大和の国(現奈良県)吉野山(よしのやま)、そして

もう1枚がこの伯耆(ほうき)の国(現鳥取県)の三徳山に舞い落ちたので、

修験道の行場として開山されたという伝説が伝えられています。

ennogyouja.jpg  「役行者」は名前を「役の小角(おづぬ)」といい、

 修験道の開祖とされています。

 呪術者として名をはせ、空を飛んだとか、

 鬼神を弟子にしていたとか超人伝説を

 残した実在の人物だそうです。

 

この役行者が開山の際に三徳山の麓でこのお堂を造って、

法力で断崖絶壁の岩窟に投入れたという言い伝えから、「投入堂」と

呼ばれるようになったということです。

しかしながら、近年の年輪年代測定法によって「投入堂」は、

平安時代後期11~12世紀頃建立されたことが立証されたため、

この伝説の時期とはいささかズレが生じています。

現実的で夢がない話になってしまいますが、“投入れ伝説”はそれはそれで

なんともロマンのある話ですね。

あまり観光地化はしてほしくはないのですが、

投入堂を見れる場所が、蔵王殿の側面しか見れないところなので、

愛染堂の側面が見られる登山道はできないものでしょうか。

以前テレビでそちらの側面を写した画を見たことがあります。

あれはヤブコギ(道なき道を行く登山)して撮ったのでしょうか。

それではそんな歴史ロマンに想いを馳せつつ、下山することにしましょう。

kannnonndou kaeri 

観音堂に戻ってきました。

改めて、なぜこの位置に建てたのだろうか。

昔は眺めが良かったのかな。

usinose kaeri 

牛の背も気を抜かず戻って、

syouroudou kaeri 

鐘楼堂に戻ってもう一突き。

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やっぱり登りより下りのほうが緊張します。

登山は下りのほうが事故が多いですから。

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登りのときに色々感激してしまったので、帰りはあっという間に宿入橋です。 

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 登山事務所に戻ってきました。

 入山したら飲食禁止なので、

 戻ってきてやっとお茶にありつけました。

 

登山事務所には自動販売機が設置されていますので、

冷たい飲み物を一服。「あっー疲れたぁー」

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三佛寺本堂に戻って、宝物殿に寄って、蔵王権現様にお祈りして

無事の下山を感謝しつつ、水琴窟できれいな音に

耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

お地蔵様に水をかけるとその水が流れて見えない音の鳴る装置が

カランコロンときれいな音色を奏でてくれます。

疲れも和らぐといったところでしょうか。

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 門前町に下りてきて、もう一箇所、

 登ったところが見られるという

 ウォーキングセンターに寄ってみましょう。

 

 

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あっホントだ。文殊堂と地蔵堂が見える。

あそこを登ったんだなぁーと、険しい道のりを思い出しつつ、

緊張から開放されたらお腹がへりました。

門前店に戻って、何か食べましょう。

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 この三徳山の名物といえば、

 「三徳とうふ」と「とち餅」でしょうか。

 「日本一危ない国宝鑑賞」ポスターを眺めながら

 折角の思い出にと、名物に舌鼓を打ちつつ、

 今回の修行は終わりとなりました。

 

 


行かずして投入堂への登山体験ができる風に描いてみましたが、

本当に本物を見たいと思っていただけたでしょうか。

お寺巡りが好きな方はもちろん、マニアック旅行が好きな方にお薦めです。

是非、この「いとをかし処」を体験してみてください。

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